ピシピシッ！！

シオン「貴様らのバカさ加減ときたら、もう呆れてものが言えんわ！！」
ちゃぶ台があったら即座にひっくり返しそうなほど、怒り狂っていた。
シオン「子供にバカにされたからと、全裸になる阿呆がどこにいる！ここにいるが！！恥を知れ恥を！！」
サガ「申し訳ありません・・・」
シオン「アテナの嘆きようと言ったら、ト○タの業績赤字1500億円と同じくらいだぞ！」
シュラ「・・・・相当の嘆きようですね」
シオン「元々低かった評価を更に下げまくって、お前らは疫病神かっ！いや、チリ紙だ！」
デスマスク「うっわ、人ですらねえ」
シオン「このまま行くと、グラードパークは大失敗！黄金はますます非常識の評価を受け、新年を迎えることになるのだぞ！」
カノン「それは困る！なんとか挽回しないと！」
ムウ「ですが・・・何をやっても問題が起きます。次また何かやってマトモにできると思えませんが」
シュラ「かといってやらなかったら、永久にダメレッテルを貼られたままだろう」
サガ「全ては私の責任だ。私の体がせめて貧相で小さかったらそこまでにならならなかったのに、美貌と自信があったために・・・」

ピシッ

ムウ「ほら、お聞きなさい。あなたのその反省だか自慢だか分からない態度に皆さんご立腹ですよ」
デスマスク「え、別に怒ってねえけど？」
ムウ「蟹は読解力が皆無なので仕方ありません。誰ですか、シュラですか？」
シュラ「いや、俺も別に・・・」
ムウ「あなたはサガ教の信者でしたっけ」
シュラ「信者になった覚えはないが・・・」

ピシピシッ

ムウ「・・・私に対して怒らないでください。言いたいことがあったらハッキリ言いなさい。百倍返ししてやりますから」
アイオリア「微笑返しか、お前は」

ピシピシピシッ

アイオロス「さすがにおかしくないか？」
サガ「ああ、音がなんか下の方から聞こえてくるぞ」

ひょいと下を向く黄金聖闘士達。



なにぃっ！！！



カノン「じ、地面にヒビが！！」
ミロ「もしかして、さっきのアテナエクスクラメーションで！？」
アイオリア「は、はやく修復しないと！ムウ！」
ムウ「さすがに地面の修復はできませんよ！」

ピシピシピシピシッ！

シャカ「アルデバラン、君の体重が重いせいだ。ここから出て行きたまえ。0.1トン軽くなれば、ヒビも入らなくなるはずだ」
アルデバラン「確かに0.1トン＋αだが・・・せめて100キロと言ってくれないか？なんか、哀しい」

デスマスク「ツッコミどころが間違ってる気が済んだけど・・・」
アフロディーテ「お、おい！割れるぞ！」
老師「みんな避難するんじゃ！」

ビキビキビキッ！！




ドッパ〜〜〜ンっ！


激しい音と共に、大瀑布のような水柱が天高く立った。

デスマスク「な、なんだありゃ！」
アイオリア「温かい・・・どうやら温泉のようだな」
サガ「地下水脈を掘り当てたのか！シオン！温泉をやりましょう！裸でいても問題ありません！」
カノン「ツッコミはそこかよ！」
シオン「効能はわからんが、なかなか悪くなさそうだ。よし、次は温泉だ！今度失敗したら全員スターヒル送りだ！わかったな！」
全員「了解ですっ！」


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