本能に忠実な男

デスマスク「遅れてどーもすひふぁせんでした」

黄金聖闘士全員にタコ殴りにあい、土下座して謝るデスマスクだった。おかげさまで完全に酒は抜けたらしい。

サガ「釜茹でにされないだけマシだと思え！」
デスマスク「ふぁい、ほんとーにすひませんでした」

ほおがパンパンで言葉がきちんと言えていない。こういう場合、ヒーリングなどで回復させるキャラが一人くらいいてチャチャッと治すものだが、星矢界にそんなことができる奴は一人もいない。

全員、破壊専門。(瞬は暖房器具止まり)


このまま話を続行させるのもなんなので、翻訳こんにゃくを使用して会話に臨みたいと思う。
デスマスク「それで、グラードパーク開園つーけど、何すりゃいいんだ」
サガ「そんなこともわからんのか。施設のスタッフ配置とかだ」
デスマスク「そもそもどんな施設があんのか分からん。地図とかないか」
ムウ「ありますよ、どうぞ」
デスマスク「え〜と、何々」

グラード城・沙織の湖・レストランアテナ。

デスマスク「こんだけか？」
サガ「これだけのようだな」
デスマスク「手抜きにもほどがあんだろ！これっぱかしの施設で何を楽しめってんだ！」
カミュ「あ、それについてだが、何か良い案があったら施設を増やしてもいいっておっしゃっていたぞ」
デスマスク「本当か！」
カミュ「ああ。予算もそれなりにある」
デスマスク「ようっし！！それだったら俺の理想のテーマパークを作ってやるぜ！」

辰巳「お嬢様〜！！」
沙織「なんですか？辰巳」
辰巳「グラードパークが、新聞に掲載されています！」
沙織「あら！よほど評判がいいのですね！」
辰巳「・・・・・・・」
沙織「あら、違うのですか？」
辰巳「これを・・・」

大人の遊園地グラードパーク！
非公認カジノに、十数種類のバー・スナック。独身女性に十三人の男がホストサービス。こんな遊園地を公にしていいのだろうか。

沙織「・・・・・・・鞭を」
辰巳「ははっ！」
沙織「シバきます」

暗い微笑みを漂わせる女神。その笑みは、ゴツい男辰巳を震え上がらせるくらい恐ろしいのだった。


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