ＷＨＯ　ＡＲＥ　ＹＯＵ？

光牙「うぇ〜〜、また追試だ〜〜」
蒼摩「おいおい、またかよ！！好きだな、追試！！」
龍峰「・・・・・追試が好きな人ってそうそういないと思うよ」
ユナ「どこ間違えたの？見せて」
光牙「う〜〜」

ふむふむ。

蒼摩「すげえな・・・。英語の問題、『沢山の花があります』を英訳せよ。の回答が『Ｍｔ，ＳＡＷＡ』って！！」
光牙「サワザンって山があるんだと思って！」
栄斗「日本にそんな山はない。国語も斬新な発想だな。源氏物語の作者が、源さんだとは知らなかったぞ」
光牙「だろ！！普通そう思うよな！」
蒼摩「・・・嫌味に気付けよ」
ユナ「歴史も例外なく酷いわね・・・。種子島に鉄砲を伝えたのは何人？の答えが5人ってどういうことよ」
光牙「俺たち、マルスに挑むのも5人！伝説の聖闘士も5人！だから、5人だと思って！」
龍峰「根本が違うよ・・・。問いはナニジンって聞いてるから、答えはポルトガル人なんだよ？」
光牙「え、そうなの！！？」
ユナ「檄先生、本当ごめんなさい・・・！！」
蒼摩「ナニジンって言えば・・・」
龍峰「どうしたの？蒼摩」
蒼摩「みんなって、何人なんだ？」

光牙「外国人なんじゃねえの？」

蒼摩「大雑把すぎる！！アバウトにも程があるぞ！！」


栄斗「俺は日本人だ」
龍峰「栄斗はそうだよね。お父さんも日本人らしい日本人だもんね」
蒼摩「会った事あるのか？」
龍峰「うん！！僕にお茶をご馳走してくれたんだよ」
蒼摩「手が早いな。さすが忍者」
龍峰「・・・・・蒼摩、後で廬山百龍覇の試し撃ちさせてね」
光牙「龍峰は中国人だろ？」
龍峰「そうだね〜。とりあえず、そうなるかな」
ユナ「とりあえずってどういうこと？」
龍峰「母さんは中国人だけど、父さんが日本人だから、正確にはハーフなんだよね。出生は中国だから、中国人で間違いはないんだろうけど」
光牙「へぇ〜そうだったのか」
蒼摩「俺も父さんは日本人だから、ハーフだぜ」
光牙「へ〜、そうなのか。ハーフ人って多いんだな」
蒼摩「お前もしかして、野球のルーキーって名前とか思ってるクチ？」
光牙「違うの？」
蒼摩「やっぱし・・・」
光牙「監督って、ルーキーって名前の人が好きなんだな。どの球団にもルーキーがいるんだよ」
蒼摩「当たり前だ、バカ・・・」
栄斗「ユナはどこの生まれなんだ？ヨーロッパ系の顔立ちみたいだが」
ユナ「戦争でいろんな土地を追われてきたから、生まれた場所自体は覚えてないのよね。ただ、子供の足じゃそこまで遠くには行けてないと思うから、ユーゴスラビアとか、東欧のあたりだと思うわ」
蒼摩「なるほど！東欧か。確かに西欧よりは東欧な雰囲気だよな」
光牙「東欧って国があるのか・・・勉強になるな」
龍峰「あはは、光牙くん、後で一緒に地球儀見てみようか」
エデン「僕は西欧だと思う」
栄斗「ああ、そんな雰囲気だな。フランスとかそっちの方のイメージがあるな」

蒼摩「こいつの場合、どこの国うんぬんの前に、人間か？って気がするけどな。あんなバケモノみたいな父さん、俺は嫌だぞ」

龍峰「マルスより、メディアの方がバケモノ臭いけどね。メディアって残忍な魔女の名前だし。僕、大ボスがメディアでも全く驚かないよ」
エデン「悪かったな。それを言うなら、光牙こそ、よくわからない生まれじゃないか。隕石から生まれるなんて、宇宙人か？」
光牙「もしかしたら、サイヤ人かも！！」
蒼摩「それは、漫画が違うから」
アリア「私・・・・・分かる」
ユナ「え、本当！？アリア！！」
アリア「うん・・・・・」
ユナ「教えて、アリア！」
アリア「私と光牙はね・・・」

ごくっ。






アーリア人なの。











「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」




エデン「さすがアリアだ！！自分の名と、民族の名を結びつけるとは天才だ！！つまり君は、太古の昔から隕石によってタイムスリップしてきた人間だと！こう言いたいんだな！！」
ユナ「可愛いわ、アリア！！そんなボケができるくらいなじんでくれるなんて嬉しいわ！！」


蒼摩「愛情で目が曇りすぎだぞ、あの二人」
龍峰「いいんじゃない？愛は大切だよ」
光牙「そっか・・・俺はアーリア人だったのか」
蒼摩「うわっ！！こっちにも純粋無垢なのがいた！！」
栄斗「せっかくなら、ドリアって名前ならよかったのにな。そしたら、ドーリア人ってことになったのに」
龍峰「随分美味しそうな名前になっちゃったね。そしたら、アリアはグラタンって名前だったかもよ？」
蒼摩「そんなヒロインヤダぞ」
光牙「おい！アーリア人って、どこの国の人間だ！？」
蒼摩「アーリア人なんてもういねえよ！！お前、もう少し世界見とけ！」

夕方の教室でギャイギャイ騒いでる一行を、遠くから見守る男が1人。

檄「はぁ・・・・・・・」


檄「明日の追試・・・大丈夫なんだろうなぁ・・・」

日本人、檄は溜息をつくのであった・・・！






あとがき
初・Ωストーリーです。どーでもいいギャグですね（笑）
アリアが学園にいるのは見逃してくださいｖ
光牙たちが何人なのか気になったので、そーゆーテーマで書いてみました。
ユナは勝手に東欧じゃないかなぁと思ってます。髪の色とか、戦争とかそういうのを考えるとユーゴスラビアじゃないかと！（独断と偏見です；；）
アリアに、アーリア人と言わせたかった、ただそれだけの話です。
光牙は星矢以上にバカになりそうです。
最後に檄先生で締めたのは、私が檄先生が大好きだからですｖｖ
楽しんで頂ければ幸いですｖｖ

ＢＹ　　ＭＵＴＵＭＩ