あの日までは・・・・
ミロ「今回お前、テストの出来どうだったんだ？」
ムウ「多分、出来たと思うんですけど。」
白羊宮にはミロが訪れていた。今テレビゲームを行っている。ピコピコ動いているのは懐かしのテレビテニス。登場キャラも何もない、コンコン永遠に打って行く滅茶苦茶古いゲームである。
ミロ「やっぱなあ。俺全然分からなかったぜ。」
ムウ「サガとアイオロスに迷惑かけないようにしたらどうです？いつも補習ばかりじゃないですか？」
ミロ「俺、ゲームでなら人に負けないんだけどなあ。」
コンピューターと大幅な差をつけてミロが勝っている。ちなみコンピューターは最強レベルである。小さな手でコントローラーを動かす。
ムウ「流石の私もゲームではミロには敵いませんよ。」
傍観しているムウもそれを感じざるを得ない。七歳にしてプロゲーマーという道も開花していそうだった。
ミロ「そうだろ？よっしゃ！勝った！」
テレビにWINの文字が映る。
ムウ「ミロ、ゲームが好きなら自分の宮でやればいいじゃありませんか？ミロのところは最新式のゲームでいっぱいでしょう？」
二百四十三の爺を身内に持つムウの宮にはゲームがあることはあるが、教皇の趣味で皆古いのばっかりだ。テレビテニスを始めとして、ドンキー、ディグダク、パックマン、インベーダーと二次元で動いてますと言ってるゲームばかりだ。ミロの宮のような３Dのゲームなどとは三世代くらい違う。
ミロ「俺も、プレステとかセガとか64の方が楽しいと思うけど、こっちのほうが何となく安心するというか・・・・」
ムウ「単純構造になってるだけですよ。」
ミロ「そう言えなくもないけどさ。お、これやっても良いか？」
手に取ったのはあの幼児番組で有名だったにこにこぷん。
ムウ「それ簡単ですよ。私でも全クリできましたもの。」
ミロ「頭使わなくていいから、全然いい。ハードは・・・・PCエンジンか。」
ミロがPCエンジンにソフトを突っ込む。
ムウ「あれ？つきませんね。」
ミロ「壊れちゃったか？」
ムウ「単に接触不良ですから気にする事ないですよ。こうすれば多分・・・・」
ハードにフーッフーと息を送り込み、ソフトはマントでキュッキュと拭いてもう一度いれ、バチッと勢い良くスイッチを入れた。
ミロ「おお！」
ムウ「どうです？」
ミロ「流石ムウ！」
画面にはオープニング画面が流れていた。
ミロ「すげえ！」
ムウ「何時もつかないとヒステリー起こす人が身近にいますのでね。」
にっこりと笑うムウ。
ミロ「教皇も結構我侭なんだなあ。教皇の間で謁見する時は何時も威厳しか感じないのにな。」
教皇の意外な面が分かってにんまり笑う。
ムウ「私と一緒の時は結構おちゃらけてますよ。」
ミロ「こうやってゲームとか一緒にするんだろ？」
ムウ「そうですね。楽しい事は楽しいんですけど・・・シオンって結構バイタリティーあって、夜中までつきあわすんです。しかもホラー。怖いですよ。」
ミロ「確かにな。俺も夜クロックタワーはできない。」
ムウ「シオンも怖いのか私にべったりですからね。」
ミロ「俺一回、クロックタワーやって、怖くなってカミュの宮まで逃げ込んだ事があったな。」
ムウ「カミュ驚いたでしょうね。」
ミロ「ムウは怖くないのか？」
ムウ「怖いですよ。トイレ、一人でいけませんから。」
ミロ「昼間やればいいのに。」
ムウ「昼間は教皇の仕事が忙しくてできませんよ。」
ミロ「なるほどな。」
デスマスク「おーい、ミロいるか？」
デスマスクがやってきた。
ムウ「デスマスク、どうしたんですか？」
デスマスク「いや、ミロはどこにいるかって聞いたら白羊宮だって教えてくれたからさ。」
ミロ「どうしたんだ？」
デスマスク「これ！手に入ったんだ！やらないか？」
そういって差し出したのは、きらめきメモリアル３。限りなくどこか有名なSLGソフトの名前に似ている。
ミロ「どうしたんだ？これ！」
デスマスク「中古屋で安くなったから買ってきた。」
ミロ「うわ～これやりたかったんだ！」
デスマスク「前回よりグレードアップして、会話は三億通り。女の数は五十人！」
ミロ「楽しそうだな！」
デスマスク「一緒にやろうと思ってさ！」
ミロ「じゃ、俺の宮でやろうぜ。ムウも来いよ。」
ムウ「私はそういうのは趣味ではないので・・・・・シオンが帰ってくるまで本でも読んでますよ。」
ミロ「楽しいのに。」
ムウ「女の子の顔色うかがって何が楽しいのですか？」
デスマスク「この世界女いないし、つまらねえんだもん。」
ムウ「十歳でそんなの求めてどうするんですか。二人共、いつもサガとアイオロスに補習受けてるのでしょう？女の子の好みじゃなくて、単語の一つでも覚えてらどうですか？」
デスマスク「そんなのより、ゲームの方が楽しいぜ。」
ミロ「勉強ってわくわくさが足りないよな。」
ムウ「全く・・・・」
ミロ「じゃ、ムウまたな！」
ムウ「ええ。ゲームほどほどにするんですよ。」
元気印な二人は白羊宮からでていった。その会話を盗み聞きしてた人物がいたのだった。
サガ「二人共、また零点だぞ。」
サガがミロとデスマスクの頭を軽くはたいた。
アイオロス「ムウは流石だな。教皇の弟子だけあって満点だ。これで通算百二十九回満点樹立だな。」
今日の算数の時間は最初にテストが返された。カミュやシャカ、ムウなどは上位常に上位。アイオリア、シュラ、アルデバランは中位。アフロディーテは中の下。デスマスクとミロは下位であった。
サガ「こんな簡単な問題も分からないのか。」
サガが眉間に皺を寄せる。
ミロ「だって勉強ってつまらないじゃん？」
デスマスク「俺達に勉強なんて必要ないじゃんか。」
アイオロス「それも一理あるがな、人間として、アテナを守る聖闘士として最低限一般常識を知っておく必要がある。」
サガ「そうそう。ゲームばかりに現を抜かしてはいけないだろう？」
ミロ「ゲームの方が楽しいじゃないか。」
デスマスク「ゲームやっちゃいけないのかよ。」
ミロ「教皇だってやってるぜ。」
ぷうと二人が頬を膨らませた。
サガ「今回の補習はこれだ。」
二人の抗議を無視してそういって手渡したのは一枚のソフトとハード。
ミロ「何だ？これ。」
アイオロス「これを全部解いてくる事。」
デスマスク「解いて来なかったら？」
サガ「・・・・・ギャラクシアンエクスプロージョンお見舞いする。」
ミロ デスマスク「分かった！やってきます！」
実力の上でサガには敵わない。抵抗するだけ無駄なので抵抗しない。
アイオロス「他の皆にもソフトとハードを渡す。各自全部クリアしてくるように。」
カミュ「何で？私達はちゃんと点数とったのに。」
アイオロス「カミュは算数はできてもギリシャ語が苦手だろう。そういった理由の為だ。」
カミュ「分かった。」
シャカ「サガ、私の宮にはテレビないぞ。」
アイオロス「そういうだろうと思って昨日買っておいた。ほら。」
どすっと、テレビをだした。ハイビジョンテレビだった。
サガ「期限は一週間。皆頑張れよ。」
全員「はい。」
ソフトの中身を気にしながらも全員自分の宮へ帰っていったのだった。
白羊宮について、ソフトを改めてみると、確かにゲームのソフトだった。ムウ用とラベルには書いてある。
ムウ「あの二人が何でゲームなんか・・・・やってみるだけやってみましょうか。」
ハードの配線をテレビに繋ぎ、ソフトをいれスイッチをいれた。
ムウ「こ、これは・・・・・牧場物語・・・・!?」
牧場物語とは、お爺さんの牧場にやってきたところ荒れ果てていて、三年以内に栄えさせないと遊園地になってしまうので主人公が頑張ってもとの栄えていた頃の牧場にするというゲームだ。友情や愛を育んでいくほのぼのシュミレーションゲームだ。いや、よく見てみると牧場物語でなく、経済物語。基本的に内容は変わってはいないが、より金を設ける為に牧場を経営するという内容になっている。
ムウ「アルデバランが一度やっていたのを見ましたが、結構面倒そうでした。一週間でクリアできるでしょうか？」
とりあえず、開始する。名前にはムウとうちこみ、犬の名前はアリエスと名づけた。
シオン「何やってるんじゃ？」
シオンが休憩をしに白羊宮に戻ってきた。
ムウ「あ、シオン。」
シオン「ふむ。新しいゲームじゃな。」
ムウ「ええ。サガとアイオロスがやってこいと言ったんです。」
シオン「ふむ。わしの言った通りに決行してくれたな。流石はサガとアイオロス。どちらを教皇にするか迷うのう。」
ムウ「え？」
シオン「いや、何でも無い。わしも混ぜてもらって良いか？」
ムウ「あ、はい。いいですよ。」
シオン「よっこらしょ。」
シオンは床に座って胡座をかくと、ムウの襟首を掴み、その上に座らせた。
ムウ「シオン？」
シオン「この方が楽じゃからの。ほれ、主人公が牧場にやってきたぞ。」
ムウ「本当だ。」
ピコピコとコントローラーを動かし、『ムウ』を動かす。やがて、数時間が経過し、お日様がお月様とバトンタッチした頃・・・・
シオン「ムウ！今日が野菜の売り時じゃ！」
ムウ「シオン!?今は野菜は需要が低いですよ！大して金になりません！」
シオン「何言ってる。この間、町長の娘が言っていただろう。隣村の花の芽村が野菜不足で困っていると。町長の妻マリアに話せ。木の芽村に口添えしてくれる。木の芽村に野菜を買ってもらえる！キャベツ一個200円くらいで引き取ってくれるかもしれん。収穫した分全部持ってけ。」
ムウ「なるほど！」
シオン「ムウ。何時でも細かな情報を聞き逃してはいかん。あ、それと、明日木の芽会社の株があがるから買っとけ。」
ムウ「あんなに株価が低いのに？」
シオン「木の芽会社の課長の娘アンナが言ってたじゃろう。パパがこの所ご機嫌だと。」
ムウ「ただご機嫌なだけじゃないのですか？」
シオン「その後、お金が沢山手に入るようになるんだってと『ムウ』に言ってたじゃないか。」
ムウ「そういえばそうでした。」
シオン「周りの会話を聞き逃してはいい牧場経営者にはならんぞ。」
ムウ「はい。」
それは良い牧場経営者ではなく良い金融経営者のような気がする。原作と違って随分と生臭いゲームである。一週間頑張りつづけて、『ムウ』の牧場、はくようきゅう牧場は総資産一億円の大牧場となっていたのだった。
サガ「デスマスク、ミロ！お前ら良く頑張ったな。」
アイオロス「二人共満点だ。」
全員「何!?あのおちこぼれが！」
一週間後、ソフト提出の前に算数のテストが行われ、三分待機した後答案が返却されたのだった。
シャカ「採点ミスじゃないのか？」
サガ「嬉しい事に採点ミスではない。」
本当に嬉しそうに笑うサガ。
ムウ「どうしてそんなに勉強する気になったのですか？」
ミロ「だって勉強すれば勉強するほど茜ちゃんが誉めてくれるんだもん！」
デスマスク「俺の碧ちゃんもだぜ。でも一週間でお別れなんてなあ。」
頬を赤く染めながらミロとデスマスクが答えた。
アフロディーテ「デスマスク、碧ちゃんとは誰の事だ？ロドリオ村にそんな娘はいないだろう？」
シュラ「家庭教師でも頼んでいたのか？」
ミロ「これ、このキャラクターだよ。」
そう言ってソフトの説明書きを見せた。
カミュ「何だこれは・・・・・さらさらメモリアルⅩ!?」
ミロ「すげえ面白かったぜ。皆可愛くてさ。」
そう言われてパラパラとカミュが説明書きを捲る。美少女揃いであるが、カミュが凄く好きになる少女はいない。
カミュ「それで、ミロにとっては茜が一番良かったのか？」
ミロ「そう！見た目クールなのに、中身は優しくてさ。おまけに美人！弟がいてさ弟想いでもあるんだ！」
カミュ「それと勉強とどう関係が？」
ミロ「茜ちゃん頭良くてさ。図書館に誘われて『ミロ君もこれ読んでみて』って言われて見たら罪と罰って本で読む気しなくて飛ばしまくったらバレて別れそうになりそうだったんで、一生懸命読んで感想に応えた。それから塾に一緒に誘われて『どういう解きかたするの？教えてミロ君』って塾で言われて答えられなかったら嫌われると思って教科書片手に持って必死に解いた。」
デスマスク「俺の碧ちゃんって結構警戒心強くて、俺が海行こうって誘ったら、この問題解けたらってどんっとハイレベルな問題繰り出してくるんだ。一題間違えただけで、『私あなた信用できない。また今度ね』って言われるから教科書とノート使って必死で解いた。」
アイオリア「兄さん・・・・・この渡された奴って・・・・」
アイオロス「教皇に相談したらゲームには皆興味あるみたい出し、ミロもデスマスクもゲームでやればやる気になるとご助言いただいて、ちょっと解析して改造して皆に渡したんだ。アイオリアもタメになっただろ？」
危ない犯罪行為をサラリと吐いたがまだ幼い黄金にはその辺は理解できなかった。
アルデバラン「アイオリアはどんなソフトだったんだ？」
アイオリア「超ハイパーオリンピック20000。」
アイオリアがソフトを見せた。
アルデバラン「それはどんなゲームだ？」
アイオリア「世界の強豪と金メダルをかけて戦うんだ。オプションで渡されたゲーム体感装置もあってさ、それつけなきゃいけなくて、普通42.195キロが、1000万キロ走になってたり、腕立て伏せ二十億回とか汗だらだらでるゲームだった。」
シャカ「君には結構なゲームだが、私のゲームは一体なんなのだ。」
アフロディーテ「君はゲームに興味無かったから苦痛だったろ。」
シャカ「サガ！君は仏教をバカにするつもりなのか！」
ギッとサガをにらむが、目を瞑っているのでどうも迫力が無い。
サガ「無いぞ。」
ニコッと微笑む。反抗が可愛いのか笑顔である。
シャカ「何故音楽ゲームぽっぷん読経をやらねばいかんのだ。」
アイオロス「シャカは仏教みたいだし、読経を覚えてもらおうかと。」
シャカ「仏を愚弄するゲームなんて誰が好むか！」
サガ「で、やったのか？」
シャカ「やった！シャクだから。それにやってこなきゃいけない約束だからな。」
ミロ「何点だした？」
シャカ「最高はノーミスで3000000点。」
ミロ「すげえ！俺もやらせろよ。」
シャカ「君には難しいとは思うけど。」
シュラ「皆結構苦労したのな。俺も、大変だったぞ。」
心底疲れたようにため息をついた。
ムウ「どんなゲームでした？」
シュラ「これ、SLGゲーム。」
シュラが差し出したのはシスタープリンセス。一人の妹を自分で操作し、立派な女性にするというSLGゲームだ。
アフロディーテ「デスマスクには楽だけど、シュラには苦痛だね。」
シュラ「ああ。仮想現実だとしても『大好きお兄ちゃん！』などと言われるのは物凄い疲れを感じた。」
カミュ「シュラって女の子とは全然話が続かないから、少しでも女の子慣れさせておきたいんじゃないか？」
シュラ「何故お兄ちゃんなんだ！」
アルデバラン「だって、アテナは女性だろ？」
シュラ「それは当然だろう。」
アイオリア「今、降臨されたとしても十歳違いじゃないか。立派にお兄ちゃん的年齢だろ？」
ムウ「シオンがいうにはもうそろそろだそうですから、今からでも女性なれしておかないと反逆だと思われて殺されますよ。」
サガ「少しは慣れたか？」
シュラ「・・・・・まあ。しかし肌を露出させるのはどうも・・・・・」
アイオロス「ふむ。まだまだ改良せねば。」
アフロディーテ「私のはローズ☆ガーデンだった。」
デスマスク「薔薇でも育てたか？」
アフロディーテ「ああ。世界一の庭を造るのが目的らしく、内容は薔薇しかなかった。難しかったぞ。折角大輪をつけたと思ったら台風で全滅。ガキには盗まれるしでイライラした。品種改良しなきゃ勝てないって言って生物室に隣のお兄さんに案内されて、生物の遺伝から、化学の方程式までびっちりやらされたぞ。」
サガ「アフロディーテ、AAとaaで生まれる薔薇の組み合わせは？」
アフロディーテ「Aa。」
サガ「よろしい。」
アイオロス「1atmは何mmHg、何リットルだ？」
アフロディーテ「760mmHg、22.4リットル。」
アイオロス「良く出来た。」
サガとアイオロスが互いに笑った。
ミロ「な、な！カミュのは何だった？」
カミュ「私か？クールを極め様！というゲームだった。」
ミロ「どういうゲームだ？」
カミュ「私が学校長となるらしいんだ。」
ミロ「ふんふん。それで？」
カミュ「学校長はいいものの、生徒が皆ガラが悪くて悪くて。それで、いかにクールになって生徒を指導するかというゲームだ。」
ミロ「それ難しそうだな～。」
カミュ「そうでもなかったが。あまりに言う事聞かないなら退学にすればいいことだし。」
サガ「そういうクールさはいらないぞ。」
ムウ「アルデバランはどうでした？」
アルデバラン「良く分からんが、凡人が努力して敵を倒すというゲームだった。自分が頑張らないと、味方に出番を取られてしまってな。そうなる訳にいかないから剣を頑張って敵を倒した。」
ムウ「・・・・・・それはそれは。」
あえてコメントは避けるムウであった。
サガ「来週、またソフトを配る。楽しみにしてる様に。」
全員「まだやるのか!?」
アイオロス「教育には終りが無いからな。もっとバージョンアップさせたのを渡すからな。」
全員「やらなきゃいけないのか？」
サガ「やらなかったらアナザーディメンション。」
全員「・・・・・分かった。」
アイオロス「じゃ、今日の授業始めるぞ。算数の34ページ開け。」
全員「はい。」
ぺらっと教科書とノートを開く。夕方まで一生懸命勉強した。この時は聖域に笑顔があった。楽しみがあった。それが無くなるのは、およそ一週間後のこと。皆こうなるなんて思いもしなかった。新作ソフトを渡す人物は聖域から消えた。楽しみも消えた。笑顔も消えた。新作ソフトは永久に幼い黄金には手に渡らなかったのだった。
あとがき
黄金の子供時代どうでしょうか？少しは子供っぽくなったでしょうか。久し振りにシオンとアイオロスを書きました。こういう機会にしか二人は書けないので書いて結構楽しかったです。は！シオンは本当に初登場だ！演劇の時もひとりでてなかったから。マーマでさえでてたのに。やはり、サガが反乱を起こすまでは楽しくやっていたと思います。あの日以降から聖域は暗い雰囲気になってしまったと思います。あの事件さえなければ、もっと穏やかに楽しく暮らしていたでしょうね。（あ、でもそうだったら星矢達は聖闘士にならないや）
BY MUTUMI